チーフマネージャーの山崎です。
前職時、生徒のレポートに「価値観」を「価値感」と書いてあったので、違うと伝えたところ、何故間違っているのか分からないと言われた事があります。
他の生徒に聞いても半数が違和感がないとの応え。

それから意識して若者の会話に耳を欹ててみると、「自分的には、、」「〜感じだよ。」〜的、〜感じがよく出てきます。
それに相対して当人以外の見方、価値観に無頓着?にも見えます。
(こんなこと言うことがおばさんだわ。)

「観の衰退、感の台頭」でしょうか。

ポジティブに見れば、周りの意見に惑わされず自分の感性で自分の世界を築くという生き方の表明ですし、一方ネガティブに見れば、知識からの疎外とも言えそうです。

しかし、感覚に訴える方法が間違ってはいません。
自分に置き換えても、字面やイントネーション、視覚聴覚等感覚で判断していることもあり、それが熟慮したものより優れた結果となることもあります。

ただ、観は、一回性の経験を重ねて時間をかけ徐々に成就熟成させた集積であり
感は、精力的ではあるものの一回的経験から作られる単体ものとすれば、
一回か数回の経験で受けた「感」に拘らず、己の人生「観」価値「観」を広げる許容を常に持てるようありたいと願うのです。

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