チーフマネージャーの山崎です。
投票日が迫り、まちが忙しい。
選挙というと中学生のとき学級委員候補に選ばれてしまいハラハラしながら開票の黒板の正の字を数えたことを思い出してしまう。
ちょうど5画になる「正」を使って、数を集計する画線法は漢字圏の国で使われている。
全体で5画になる漢字は他にも「本」「白」等、常用漢字のみならず外字も含めたら、数多挙げられるが、(クラス委員)選挙の開票時には、同じ5画だからといっても「代」や「可」は使うことはない。
真っ直ぐな線の組み合わせに、縦横の方向バランスの良さ、そして何より「ただしい」という意味で、開票の集計に正の字が使われるようになったのだろう。
しかし、この正の字、意味は、もともと集落に向かって人が進み、そこに攻撃を仕掛けることを意味する漢字である。
他者に戦争をしかけることを表す文字が、やがて「ただしい」という意味で使われるようになるのは、「勝てば官軍」で、いつの時代も勝者が自らの正当性を主張するからだろうか。
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