チーフマネージャーの山﨑です。

最近おもしろい本を読みました。

言葉のもととなる音声について記述されたものなのですが、日本人(特に男性)が、先輩、後輩に対して最初に発する挨拶の言葉が、猿と同じだというのです。
これは京都大学と、東京工業大学の共同研究の結果です。


どういうことかというと、日本人男性が電話を受けたりかけたりするときの第一声が、チンパンジーがジャングルで仲間とあったときに最初に発する声とよく似ているというものなのです。

さらに詳細に述べます。
例えば、ある日本人男性が、先輩からの電話を受けたときには【あっ、〇〇さんですか】【、はい。△△です】と応対するのに、後輩からの電話を受けたときには【おっ、〇〇くんか】【、そうか】と、【あ】と【お】を使い分け、

何かを問われた時も【あーあー○○ね。】というときもあれば【おーおー□□ね。】というときもある。

この【あ】と【お】を対象によって使い分けているというのです。

そしてチンパンジーも、ジャングルで仲間にあったとき、自分より力が強いものには【あっ、あっ、あっ】と口を広げて声を発し、相手が自分より力が弱いものには【おっ、おっ、おっ】と口を尖らせ威嚇するという。

同じなのですね。

私は、男性ではないけれど、仕事で受けた電話に、つい【あっ】と声を発することがあり、直したいと思ってきました。つい緊張すると【あっ、そうです。】と余計な【あっ】を口にしていたのですが、そういわれてみれば、あっというときは、私よりマンパワーの強い方と話すときが多い!

この本を読んで、目から鱗です。

『類人猿のころからの内在された習慣が、今まだ私の体に残っているのか!人間はやはり、猿から進歩したものなのだ。』
独りごちる、、、、

いやいや、そこは【あっ】などと発せす、綺麗な敬語で応対できるようしなくちゃと反省。

でも、
【あ】と【お】は、人類初めての敬語かもしれないとも思うのです。

心理的距離を調節する言語的手段の敬語、その意味で、サルやチンパンジーは【あ】【お】の敬語を使うことで、危機回避をし、それにより種族を維持し、更には人間へと変化できる過程へと進めたのかもしれません。

読んでくださった方へ、
明日、職場や学校で、自分が相手に発する言葉が【あ】からか、【お】からか、意識してみてください。

研究結果に頷かれるかもしれません。

読んでくださり、ありがとうございました 笑😊笑

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